2021.08.18
生理管理アプリ「ケアミー」が、HPVワクチンと子宮頸がん検診の対象者に「医師監修の記事配信」を開始しました
HPVワクチンの定期接種年齢や子宮頸がん検診の対象年齢のアプリ利用者に、子宮頸がん予防につながる情報を提供します。
日本では、子宮頸がんは年間約1万人が発症、約2,800 人が死亡しており、特に20代から40代の若い世代に増えていることが大きな問題になっています。若い女性の命と子宮を守るためには、「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」の接種率の向上と、子宮頸がん検診の普及が急務です。
そこで、弊社が運営する生理管理アプリ「ケアミー」は、一般社団法人HPVについての情報を広く発信する会による「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」(以下、みんパピ!)と協働し、アプリ利用者に対して子宮頸がん予防のための情報提供を開始しました。
生理管理アプリ「ケアミー」は、アプリ利用者のデータに基づいて医師監修のアドバイスや記事を表示しています。今回の みんパピ! との協働によって、アプリ利用者の年齢に応じて、HPVワクチンや子宮頸がん検診に関する医師監修記事が表示されるようになりました。対象者に子宮頸がん予防につながる正確な知識を身に付けていただくことが狙いです。
具体的には、小学6年生から高校1年生相当の女子が無料で受けられる「HPVワクチン」の定期接種に関する医師監修記事が、対象となる年齢のアプリ利用者に表示されます。また、20歳になったら受診することが推奨されている子宮頸がん検診についての医師監修記事が、アプリ利用者が20歳になると表示されます。
このように、生理管理アプリ「ケアミー」を利用していれば、アプリ利用者は年齢に応じて知っておくべき子宮頸がん予防の知識を得られるようになりました。
他のがんに比べて若い世代を直撃する子宮頸がんは、女性の命や健康だけでなく、キャリア形成や妊娠や子育てなどのライフプランに大きな影響を与えます。この病気は、HPVワクチンを接種したり、定期的に子宮頸がん検診を受けることで予防できることがわかっています。
最近の調査で、小学6年生から高校1年生相当の女子が定期予防接種として無料で受けられるHPVワクチンは、全国の1/4の自治体が個別通知を送っていないことがわかりました。正確な知識の普及が足りていないため、HPVワクチンの接種率は1%未満と、世界中の先進国のみならず、発展途上国と比較しても極めて低い水準になっています。また、20歳以上に推奨されている子宮頸がん検診の受診率も、先進国では70-80%が達成されているにも関わらず、日本では40%程度と十分ではありません。
そこで、子宮頸がん予防についての啓発活動を行う みんパピ! と、アプリ利用者のデータに基づいた情報提供を行うことのできるケアミーが協働し、一人ひとりの年齢に応じた適切なタイミングで、子宮頸がん予防のための情報を届けられる仕組み作りに取り組みました。
HPV感染症に関する正確な知識を広く日本国民に伝えることを目的として活動する、産婦人科・小児科・公衆衛生の専門家有志による非営利・無報酬の団体です。(正式名称:一般社団法人HPVについての情報を広く発信する会)
ウェブサイト「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」の運営や、全国の学校にHPVワクチンの啓発ポスターを送る取り組みなど、様々な啓発活動を行っています。
【みんぱぴ!のWebサイトはこちら】